ペットが亡くなって火葬を依頼する際、ペット火葬を請け負う施設は、大きく分けて公営と私営の二つに分かれています。
ペット火葬を検討されている方の多くは、その両方を検討されることかと思います。
公共施設を検討を検討するにあたって、一般的な公営のペット火葬施設の特徴について理解し、ご家族が最も希望するお見送りをできるようにご準備頂きたく思います。
公営のペット火葬施設の特徴
公営は、各地方自治体で運営している施設です。
各地方自治体によって、
- 清掃センター
- 衛生センター/衛生課
- クリーン課
- ペット斎場
- ゴミ清掃センター
などの名称で運営しています。
公営にペット火葬を依頼するメリットは、低価格で火葬をしてもらえる点です。
ただし、一番低価格なのは、複数頭数で一緒に火葬をする返骨の無い火葬が主な場合で、お骨を返却してもらえる1体ずつの個別火葬はそれより料金が高くなる場合があります。
また、営業時間が公共の運営時間に準じていて、土・日・祝日や年末年始、お盆期間中がお休みだったり、予約がいっぱいで希望の日時に火葬ができないということも考えられますので、十分ご注意ください。
また、地方自治体の火葬施設はそこの地域に住む人でないと利用できないことがあります。直接行ってみたら断られてしまったという方もいらっしゃいます。事前に電話で確認を取ってください。
地方自治体によっても異なりますが、大切な家族の一員であるペットの見送りを依頼するには少々抵抗のある表現をされていることがあります。
“ゴミ清掃センター”という施設名称や、ペットの遺体の”収集”,”処理”,”焼却処分”といった無機質な言葉を使うため、公営施設でのペット火葬を敬遠される方もいらっしゃいます。
公営の施設でのペット火葬を検討する4つのポイント
- 低価格で火葬することができる(特に遺骨の返却を希望しない場合)
- 営業時間が限られている。予約をとることが難しい。
- 火葬施設は自分の住む地域の施設しか利用できない場合が多い
- 言葉の表現への配慮や、亡くなったペットに対する扱い方が気になるかどうか
ご家族が希望するお見送りをできるかどうかをよくご確認の上、依頼をするとよいと思います。
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