亡くなられたペットちゃんを火葬場やペット霊園に運ぶ際、どのように運んであげたらいいかについてご説明いたします。
小型犬や猫ちゃんの場合にはおひとりでも抱っこできてしまうため、悩まれる方も少ないかもしれません。
お身体のちいさな子はお手製の段ボールの棺や発泡スチロールの容器を使用したり、いつも寝ていたベットや、移動用キャリーに納めて運ばれています。
実際に悩まれるのは、大型犬の子の場合です。
お身体が大きい分、納められるものも少なく、底が抜けないような丈夫な作りの棺を自分たちで作ったり、移動のために高額な棺を購入するのも悩ましいところです。
本記事では、特にお身体の大きなペットちゃんについての運び方についてご説明します。
亡くなった大型犬の運搬方法
大型犬の場合、自身で底の抜けないような大きな入れ物を用意することは難しい場合がほとんどですので、身体の下に大きなバスタオルやシーツを敷いて四隅を2人~4人で持って運搬します。
この際シーツの四隅は持ちやすいように結び目を作ると良いです。
また、口やお尻から体液が出てきても大丈夫なように、ペットシーツをあてがうことも忘れずに行ってください。
特に中型~大型犬の場合、内出血による鼻からの出血がみられることが多くあります。
身体を移動させる際には慎重に、できるだけ頭部を固定しながら行います。
手が空いている人がいれば、首が下がらないようにしっかりと支えてあげるとさらに良いでしょう。
もし、竹竿等の長い棒があれば応急担架を作ることもできます。
応急担架は毛布を広げ、約1/3のところに棒を1本置き、棒を包み込むように毛布を折り返します。もう1本の棒を、折り返した毛布の上に置き、残りの毛布を折り返します。
(引用:https://www.watarigyousei.com/?p=513)
外傷がある場合のペットの運搬
事故や病気などで外傷がみられる場合や、すでに死後時間が経過して異臭がする場合、身体が収まるサイズのビニール袋を用意して、箱に納めた上から臭いが漏れないように密閉してあげてください。
密閉することに抵抗がある方もいらっしゃいますが、臭いを嗅ぎつけてハエが身体に寄ってくる状態にさせてしまっては可哀そうです。
夏場は特に体の保冷と合わせて早急な対策が必要です。
また、移動の際に血液が万が一に漏れても良いように多めにタオルやペットシーツを用意しておきましょう。
亡くなったペットを自宅まで迎えに来てもらう
自家用車がない場合、ペット霊園に迎えを頼んだり、訪問ペット火葬に依頼することもできます。
移動火葬車であれば、大変な移動をすることなく自宅まで火葬炉を搭載した車が迎えに来てくれます。
ただし、超大型犬の場合火葬炉の大きさの関係上火葬が難しい場合もあるので問い合わせて対応可能か聞いてみましょう。
また、亡くなったペットをタクシーにて火葬場まで運ぶ場合、タクシー会社に予め電話して事情を説明してから迎えに来てもらうのも良いでしょう。
私が問い合わせを行った平和交通タクシー(仙台市)では、亡くなったペットも同乗することができるとのことでした。
ただし、依頼する際には事前にその旨を伝えて欲しいとのことでした。
またタクシーを利用する際のマナーとして、臭いが出ないこと、車を汚さないように処置してあることは必須となります。
また、残念ならがタクシー会社によっては断られることもありますので、呼ぶ際には電話で確認してからが良いでしょう。
ペットが亡くなられた後の処置について
ペットが亡くなられてからどのような処置をするべきかは以下のページで詳しく記載しています。
良かったらご覧になってください。