先日、当店で、愛犬のご遺骨をパウダーにされたお客様から、粉骨された後の心情的な変化を教えていただきました。
宮城県で愛犬の遺骨をパウダーにされたお客様のお声
先日は、愛犬の遺骨をパウダーにしていただき、ありがとうございました。
愛犬が亡くなった直後にお墓も作っていたのですが、いざ手放すとなると決心がつかず、長いこと手元に置いていました。
大きな六角形の骨袋に入った骨壷が居間に置かれている様子は、見るたびに愛犬を想いだして悲しくもなることもありましたが、近くにいてもらっているという安心感もあり、時間が経てば経つほど、手放せないなと思っていました。
けれど、遺骨をパウダーにして小さくしておけることを知り、パウダーにして、6寸の大きな骨壷から4寸の小さめの骨壷に入れ替えることができました。
可愛いカバーに入れていただき、良い意味で”骨壷っぽさ”がなくなったので、もうしばらくおうちに居てもらいたいと思います。
来客の目も気にならなくなりました。
大変丁寧な作業で遺骨をパウダーにしていただき、サラサラになった愛犬の骨を見たら、思わず『綺麗』と思ってしまいました。
今までは、遺骨を見ると亡骸の延長を見ているようで、悲しさばかりでしたので、こんな気持ちになったのは初めてで、不思議な感覚でした。
ゆくゆくは作ったお墓に、とは思っていますが、パウダー状の遺骨を見たら、海洋散骨を選択する方の気持ちもわかる気がしました。
今回、お骨をパウダーにして頂いて、ひとつ気持ちの整理がついたというか、いつか手放す日が来るその日まで、装い新たにまたおうちで家族を見守ってもらおうと思えました。
お骨をパウダー(粉骨)にするメリット
当店では、大切なペットのご遺骨を専用の粉骨機械でサラサラのパウダー化にするサービスを、ご希望のお客様に行っております。
ご遺骨をパウダー化するメリットは、
- 体積が3分の1程度になるので、小さく保管しておくことができる。
- 手元供養をするのに良い。
- 海洋散骨ができる。
- 土に還るのが早い。
などが挙げられます。
また、ご遺骨をパウダーにすることは、物理的なメリットだけではなく、ペットを見送った方にとって心情的に良い変化ももたらしてくれることもあります。
宮城県石巻市より ダックスちゃんの粉骨
この日の午後からは、石巻市よりお車で、ミニチュアダックスのチョコちゃんのご家族様がお越しくださいました。
ご火葬後のお骨を、チョコちゃんの四十九日(この日はお母様のお誕生日でもあったそうです。)にお墓に埋葬しようとしたところ、ちょうど台風が来てしまい、
「寒がりだったチョコちゃんが、これから寒くなるからまだお墓に入りたくないと言っている気がして…」
と、これを機にしばらく手元供養をされることにしたそうです。
そこで、六角形の骨壷覆い袋に入っていると何とも悲しい気持ちになってしまうからと、いろいろなご供養の方法をインターネットで探され、ふくふくやまの粉骨パウダー加工をご覧になったそうです。
ミニチュアながら、7kgと身体の大きかったチョコちゃん。ご家族様にとっての存在感も、さぞかし大きかったことでしょう。
生前のお写真も拝見させていただきました。とても優しい性格だったそうで、表情に滲み出ているのを感じました。
パウダーになり、小さくなったチョコちゃんのお骨を大切に抱きしめながら、
「これでおうちにずっと居られるね」
と安心されたご様子で、石巻へと戻って行かれました。
埼玉県より サルーキちゃんの粉骨
秋晴れの陽気のこの日、仙台市のふくふくやまのアトリエまで、埼玉県からお車で
サルーキちゃんの粉骨パウダー加工をされに1組のご家族様がいらっしゃいました。
お車には2匹のサルーキちゃんも乗られていて、アトリエにて一緒に、先代のサルーキ・ヘルパーちゃんの粉骨を見守っていてくれました。
1年半前に虹の橋へと旅立って、ご火葬をされたヘルパーちゃん。
「これからもずっとそばに居てほしいけれど、大きな骨壷のまま置いておくのは気持ちの整理が付かないので」
と、ヘルパーちゃんのお骨をパウダーにされることにしたそうです。
ご家族様が希望されたお骨を数個そのままの形で残して、あとのお骨はパウダー後に、来た時よりも2サイズ小さいお骨壷に納めさせていただきました。
小型犬用サイズのお骨壷に納められたヘルパーちゃんのお骨は、ふわもこの新しい骨壷カバーをかけられ、優しいご家族様の腕の中へと帰って行きました。
岩手県より ゴールデンドゥードゥルちゃんの粉骨
ゴールデンドゥードゥルという犬種は、毛色はゴールデンレトリーバー、毛質はプードルのようなクルクル毛の、中~大型犬で、比較的まだ日本では珍しい犬種の子です。
この日は、岩手県よりお車で、ふくふくやまのアトリエまで粉骨パウダー加工のためにご家族様が足を運んでくださいました。
お名前は、まさむねちゃん。もともと幼い頃からの病気で、若くしての旅立ちだった子でした。
ご自宅のお庭にある桜の木に埋葬されるためにと、粉骨パウダー加工をされにいらっしゃいました。
お骨の一部は、ペットのお写真から作る分骨用骨壷「ころ〜る」に納めるために分骨をされました。
↑後日、完成してお届けしたまさむねちゃんの分骨用骨壷「ころ〜る」
宮城県より パピヨンちゃんの粉骨
この日は、手元供養をされるためにと、パピヨンちゃんの粉骨をされに、1組のご家族様がいらっしゃいました。
市営のペット火葬場でお骨にしてもらい、しばらくおうちに置いておかれたそうですが、可愛い骨壷に納めて気持ちを新たに手元供養をしていきたいと、ふくふくやまアトリエまでお越しくださいました。
ご家族様が見守られる中、思い出話をしながら、小さなお骨壷に納められました。
ご帰宅後、ご自宅の遺影の前で撮ったお写真をお送りくださいました。
福井県より ネコちゃんの粉骨
この日ははるばるご遠方・福井県より、ふくふくやまアトリエにネコちゃんのご家族様がいらっしゃいました。
大切にカバンから出された猫ちゃんのお骨壷は、可愛らしいふろしきに包まれていました。
ご家族様も、猫ちゃんのお骨も長旅でした。ご家族様は東北に来られたのは初めてだったそうです。
21年ととても長生きだったネコちゃんを手元で供養しておきたいと、パウダー加工ができる場所を探され、ふくふくやまを見つけてくださったとのことでした。
「21年も生きてくれて、あまり長い間介護も無く孝行な子でしたが、最期までできるだけのことは精一杯して見送ったので悔いはないんです。」
と、お話しくださったご家族様。21年を共にした存在が居なくなってしまったことに寂しさはおありかと思いますが、それ以上に、一緒に過ごした感謝と長生きをしてくれた誇りを感じられるかのような、力強く優しいお言葉でした。
野球が好きなご家族様。せっかくこういう機会で仙台に来たのでと、滞在中は楽天イーグルスの試合を観戦して行かれたそうです。
長野県より コッカーちゃんの粉骨
信州から東北へ。ワンちゃんと一緒に行った旅行先を巡っての旅。
この日は、長野県からふくふくやまアトリエに、コッカーちゃんの粉骨パウダー加工にご家族様がいらっしゃいました。
旅行が大好きなご家族様。ワンちゃんの生前は、よく那須に行ったり、宮城では松島へと一緒に遊びに行かれたそうです。
ワンちゃんが亡くなってしばらくして、手元供養をするためにと粉骨パウダー加工ができる所を探され、縁のある宮城県でパウダーにしようと、お車でお越しくださいました。
生前の思い出をたくさんお話しながら進めさせていただいたパウダー加工。
小さくなったお骨を手に、夕方には松島に向かわれるとのことでした。
石川県との中継により ネコちゃんの粉骨
この日は、石川県よりご郵送いただきました猫ちゃんのお骨を、LINEでのビデオ中継を繋いでご家族様に見守っていただきながら、粉骨パウダー加工をさせていただきました。
お骨が小さくなってから、量を見て新しい手元供養用の骨壷に移されるそうです。
立会でパウダーにできるところを探しておられたそうですが、なかなかご自宅の近くに無く、「ここなら中継で見守れるから安心」と、ふくふくやまにご依頼くださいました。
ご家族様から届けていただいた梱包を解くところから、パウダー加工ののち、箱にお納めしてご返送可能な状態にするところまで、中継を繋いで見守っていただきました。
ちょうどその日が亡くなられて1か月の日で、「ひとつ区切りになりました。」ととてもご安心されてご様子でした。
パウダー加工をさせていただきました翌日の便で、猫ちゃんのお骨は石川県のご家族様のもとへと帰って行きました。
宮城県石巻市より チワワちゃんの粉骨
この日は、石巻市よりチワワのひなたちゃんの粉骨パウダー加工に、1組のご家族様がアトリエまでお越しになりました。
お母様と娘さん、娘さんの赤ちゃんの三人で、お車でお越しくださいました。
小柄だったけれど、特別存在感が大きかったというひなたちゃん。
「恐らく自分のことを犬だと思っていなかったよね」と、涙で思い出を語られながら、パウダーになるのを見届けてくださいました。
亡くなってからも、できる限りのことをしてあげたいと、ご家族様がご用意なされた可愛いお骨壷カバーに納められていたひなたちゃんのお骨。
サラサラのパウダーになり、体積も小さくなったお骨は、ワンちゃんの形をしたオシャレなお骨壷に納められました。
「今度はこの子のために何をしてあげられるか、ゆっくり探します。」
と、お骨壷を愛おしそうに撫でながらお話なされたご家族様は、穏やかな優しい笑顔で、アトリエを後にされました。
千葉県千葉市より 猫ちゃんの粉骨
この日は、はるばる千葉県よりお車で7時間かけて、ふくふくやまアトリエまで、猫のとらじちゃんのご家族様がお越しになりました。
震災を機に、10年間暮らした宮城県山元町から千葉へと引っ越されたご家族様。
とらじちゃんは成猫になってから引き取られた猫ちゃんで、18年と大往生でした。震災の大変な時にも一緒にいて、共に乗り越えて来た子だったそうです。
パウダーにする前に、分骨用カプセルに歯とおしっぽのお骨を分骨されました。
骨格の大きい子で、焼いたアジが大好きな子でした。
「好き嫌いがはっきりした子で、撫で方が違うとか気に入らないとか、よく鳴いて主張してくる子だったんですよ。」
と、生前のとらじちゃんの様子を愛おしそうにお話しくださいました。
パウダー後のご遺骨は、ゆくゆくは埋葬をと考えていらっしゃるそうですが、しばらくはお家に置かれるそうです。
縁のある宮城の土地で、粉骨という一つの供養の形を選ばれたご家族様。
とらじちゃん、お疲れ様でしたと心を込めて、パウダー加工のお手伝いをさせていただきました。
仙台市泉区へ 柴犬ちゃんの粉骨
この日は、仙台市泉区へ、柴犬の小太郎ちゃんの粉骨にお伺いさせていただきました。
間も無く七回忌を迎える小太郎ちゃん。
一周忌、三回忌と読経をしてもらい、ご自宅にて供養をしてこられたそうですが、七回忌を機に粉骨をなさることにしたそうです。
17歳になる直前まで、大変長生きをした小太郎ちゃん。
「どこか1箇所へ納骨するなり、埋葬するなりと考えたけれど、風を感じるのが好きな子だったから、いろんなところに散骨してあげた方が良いかと思って。」
とお話しくださったご家族様。
長い歳月、ご家族様と重ねた毎日の思い出が溢れる特別な場所へ、お骨を少しずつ散骨されるそうです。
粉骨の前に、小太郎ちゃんが好きだったという和菓子を、供養にとみんなで食べてから、お父様、お母様、お姉様お二人と、幼い息子さんに見守られながら、粉骨を執り行わせていただきました。
どんなに時間が経っても、ご家族様にとって特別な存在である小太郎ちゃん。
小太郎ちゃんの思い出話を聞いて、一緒に偲んでくれる小さな家族が増えていくことを、きっと虹の橋から喜んでくれていることでしょう。
仙台市泉区より ジャーマンシェパードちゃんの粉骨
2017年も間も無く終わり。年の瀬のこの頃、ふくふくやまアトリエに1組のご夫婦が足をお運びくださいました。
大きな木箱に丁寧に納められていたのは、ジャーマンシェパードドッグのジョディちゃんの生きた証、大きなご遺骨でした。
仙台市でペットのお骨を粉骨にするところを探していたところ、当店を見つけてくださり、ジョディちゃんの粉骨をご依頼をくださいました。
兄弟犬の中には警察犬になった子もいるという優秀な血筋のジョディちゃん。
一家の長であるお父様の言うことにとても忠実で、気持ちもとても優しい子だったそうです。
一緒に暮らしていたインコちゃんに、伏せをした腕の上を歩かれてもじっと見守ってくれる子でした。
「我が家ではお座敷犬だったんですよ。」
と、優しい笑顔でジョディちゃんの姿を想いながらお話しくださったお母様。
ご家族様にたくさん愛されて、可愛がってもらって、甘えさせてもらった幸せな生涯だったのでしょう。
また、同時にジョディちゃんからもらったかけがえのない時間は、いつまでもご家族様にとって心の宝物であり続けると感じさせていただいたひと時でした。
サラサラのパウダーになったジョディちゃんのお骨は、これからゆっくりと、ちょうど良いお骨入れを探されるそうです。
仙台市若林区より ラブラドールちゃんたちの粉骨
この日、ふくふくやまのアトリエには、2頭のラブラドールちゃんの大きなお骨壷を抱えたご夫婦がいらっしゃいました。
ラブラドールちゃん達の名前は、女の子がアミちゃん、男の子がアトムくん。2頭は親子でした。
震災前、七ヶ浜にあったペンション「みらい」の看板犬・ラブラドールのフリーくんのお嫁さんと息子ワンちゃんたちでした。
アトムくんは生まれた時から仔犬の中でも一番身体が大きく、その後もすくすくと成長し、あっという間にお母さん犬のアミちゃんよりも大きくなりましたが、心は息子のまま、活発なアミちゃんの後に従うおっとりとした子だったそうです。
アミちゃんとアトムくんは、生前、ご家族様にたくさん遊びに連れて行ってもらいました。
たくさんある思い出の場所の特にお気に入りの所に、パウダーにしたお骨の一部を散骨されるそうです。
福島県福島市より ラブラドールちゃんの粉骨
この日、アトリエには福島県福島市よりお車で、一組のご夫婦とトイプーちゃんがご来店くださいました。
年明けに16歳半の大往生で虹の橋へと旅立った、ラブラドールレトリーバーのアトラスくんの粉骨をされました。
アトラスくんも、前述のペンション「みらい」の看板犬・フリーくんと親交があったそうです。
事前にご注文くださっていた「オーダーメイド分骨ケース」にパウダー前のお骨の一部(爪や犬歯)を納められ、その後お身体のお骨はパウダーにさせていただきました。
一緒にお連れくださったトイプーちゃんに「アトラス兄ちゃんだよ。」とお話されながら、粉骨のご様子を一緒に見守ってくださいました。
パウダーにした後は体積こそ小さくなりましたが、ずっしりと重みのあるアトラス君の生きた証を大切に抱きかかえ、ご家族様は福島県へと戻られました。
長野県上田市より ヨーキーちゃんの粉骨
ようやく春の訪れを感じられる穏やかな昼間でした。
この日、ふくふくやまアトリエには、長野県上田市よりヨークシャーテリアのアリスちゃんの粉骨に、はるばるご家族様とご友人様がお越しくださいました。
17歳と大往生だったアリスちゃん。病気もほとんど無く、いろんなところにご家族様とお出掛けをされ、のびのびと育ってきました。
青森県の弘前のサクラを見に東北まで一緒に足をのばされたこともあったそうです。
生前のアリスちゃんとも親交のあったご友人様と、旅行がてら仙台までお越しくださり、粉骨の際もお二人で見守ってくださいました。
アリスちゃんのお骨は、一部を手元供養に大切に取っておかれ、思い出の場所いくつかに散骨をされるそうです。
青森県より ビーグル犬ちゃんの粉骨
この日、アトリエへお越しくださったご家族様も、ご遠方・青森県からの来仙でした。
お父様・お母様が大切に抱えてはるばるお越しくださったのは、ビーグル犬・ピースくんのお骨でした。
生前のお写真も拝見させていただきました。
のびのびと雪の上を駆け回って遊んでいた時のワンショットに写る姿がとても凛々しく、優しい表情のピースくん。16歳と大往生でした。
サラサラのパウダー状になったピースくんのお骨は、一部を手元供養として分骨され、思い出の場所にも散骨されるそうです。
長く手元で良い状態で置くことができるようにと、真空パックにさせていただきました。
(※真空パックは粉骨のご料金に+3,000円で承ります。)
小さくなったお骨を大切に手の中に包みながらアトリエを後にされたご家族様。
せっかく仙台に来たからと、観光をして青森まで戻られるそうです。
宮城県名取市より 猫の空太(そらた)くんの粉骨
雨の予報が外れ、この日は穏やかな日中となりました。
ふくふくやまのアトリエには、名取市より猫の空太くんのご家族様がお越しくださいました。
とても優しそうな素敵なお二人で、空太くんを大切な家族の一員として育てて来られたことが伝わってくるお二人でした。
お骨をパウダーにさせて頂く前、骨を並べてご説明をさせていただきました。
生前の姿を思い出されながら、涙されながら耳を傾けてくださいました。
パウダー後のお骨は、真空パックにさせていただきまして、改めて小さいお骨壷にお納めさせていただきました。
ご家族様が選ばれた、白いふわもこの骨壷カバーに納めさせていただくと、このあとの梅雨時期のお骨の管理をご心配なされていたご家族様も安堵された表情でした。
石川県の猫ちゃんの粉骨
春らしい陽気になってきたこの日、ふくふくやま にて粉骨をさせていただきました子は、石川県の猫・フィーノちゃんでした。
石川県にお住いのご家族様からのご依頼でした。
当店で、骨壷「コッコリーノ」をご依頼後、コッコリーノのご用意ができた際にフィーノちゃんのお骨をお送りくださり、粉骨から骨壷へのお納めまでを見守ってくださいました。
お骨になってからしばらく時間が経っていたということで、カビが生えていないかご心配なさっていましたが、カビの発生も無く無事粉骨をさせていただくことができました。
アメリカの動物保護施設から引き取ってきたというフィーノちゃん。
お骨の一部はコッコリーノに納め、後のお骨はいつか、ミシガン湖あたりへ散骨をされる予定だそうです。