八木山からアトリエにお客様がおいでになりました。
「明日、市の火葬場に愛犬を連れて行くのですが、骨壷を準備していきたいのでアトリエで購入してもいいですか?」
とお電話をくださり、その日の夕方、アトリエまでお越しくださいました。
愛犬のために、見送りの準備を・・・
民間のペット火葬はどこもいっぱいだったとのことで、時間的にも都合の良い市の斎場で火葬をすることにされたそうで、明日、火葬場に行く前に、骨壷を買いに来てくださいました。
骨壷やメモリアルグッズで、手厚く見送ってあげられれば・・・とおっしゃっていたご様子は、大きな悲しみもさることながら、13年間連れ添ったワンちゃんへの感謝の気持ちで溢れているようでした。
たくさんのお友達が訃報を聞いて、お別れを言いにご自宅まで来てくださったそうです。
愛犬がいてくれたからこその、人との出逢い。
姿はなくなってしまっても、愛犬が授けてくれたたくさんの出逢いは、ご家族様にとってこれからもずっと宝物でありつづけることでしょう。
かけがえのない思い出や、楽しかった時間を与えてくれたペット。
辛い時も、ただ黙って、そばについていてくれたペットへ、私達家族が最後にできるお世話は、心を込めたお見送りです。
ふくふくやまのメモリアルグッズを通して、そのお手伝いができればと思います。
ご冥福を心よりお祈り致します。
どこに納骨をするかは火葬後にゆっくりと考えて
火葬後のご遺骨をどこに保管するか、悩まれる方も多いのではないでしょうか。
ペットの場合、特に決まった形はありませんので、お引越しが多いご家族や、手元供養という形でおうちに置いておきたい方は、ご自宅にて安置される方も最近は増えてきています。
また、仙台市の場合、葛岡墓地の一画にペット用の合同埋葬墓地があり、そこに納骨される方も多くいらっしゃいます。
「私営のペット霊園は、霊園自体が終わってしまったら遺骨がどうなるかわからない。それならば市でいつまでも管理してもらえる方がいいのかな・・・
人と一緒に入れる墓地もあるみたいだけれど・・・火葬が終わってから、ゆっくり考えたいと思います。」
とおっしゃっていたご家族様。
ご遺骨をその後どのようにされるかは、とても大切なことですので、急いで結論を出すことはありません。
市の施設に納骨、私営のペット霊園、人の墓苑、寺院、自宅での手元供養、家のお庭に埋葬、海洋散骨など、様々な方法があります。
仙台市は、市が管理するペット霊園もあり、民間の霊園も多く、また、山や海などの自然にも恵まれているため、海洋や森への散骨という方法も選ぶことができ、選択肢が広いと感じています。
「少し遺骨を手元に取っておきたい。」という方のための、分骨用の骨壷やカプセル、散骨のためのパウダー加工など、ふくふくやまでも火葬後のご遺骨のお取扱いについて、お手伝いできることがございますので、どのように供養をしたらいいか、悩まれている方は一度ご相談ください。