ペットの火葬前に準備しておくこと

ペット火葬の際、一緒に手紙を入れる意義 心の整理とお別れの方法

大切なペットちゃんとのお別れ。誰もが気が動転し、悲しみに打ちひしがれてしまうことでしょう。もっとたくさん遊びたかった、1日でも長く一緒にいたかった…。様々な感情が湧き出てくることと思います。

大切な子とのお別れを前に、手紙を書くというのはいかがでしょうか? ペット火葬の時に一緒に持たせてあげることができます。ここでは、ペット火葬の時にお手紙を入れる意味や、実際にお手紙を入れたかたの例など、ペット火葬の際に悔いなく見送るお手伝いとなりますよう記載いたします。

ペット火葬に手紙を入れる意味とは

大切なペットちゃんの火葬に副葬品として手紙を入れることは、ご家族にとって非常に特別な意味を持ちます。

弊社でも多くのご家族がペット火葬の際、お手紙やメッセージカードをお棺に入れて葬儀にお連れいただいています。

ご火葬の前にその場でペットちゃんへの思いを書いていただくこともできます。家族の一員である大好きな子に感謝の気持ちや愛情を伝える手段として、そして最後のお別れの言葉をしたためることで、ご家族がその子との思い出や感謝の気持ち、愛情を表現し伝えることができます。

具体的に言葉にすることで、ご家族自身の気持ちを確認して、心の整理をつけることができるでしょう。手紙の中でご家族は、ペットちゃんとの楽しい思い出や感謝の言葉、そしてこれからもずっと忘れないという誓いを立てることもできます。

愛情を目に見える形として残すだけではなく、ペットちゃんへの想いや約束を心に刻むことができるでしょう。葬儀の際に手紙を一緒に火葬炉に入れることは、ペットちゃんが虹の橋に行っても安心して過ごせるようにというご家族の願いを込める意味もあります。我が子が新しい世界でも他のみんなと楽しく過ごせるように…との祈りや、これからも見守っているよというメッセージが込められることが多いです。また、気持ちを言葉にすることで、最後のお別れをきちんとできたという実感が伴い、手紙を書くという行為自体がご家族の傷心を癒す役割を果たします。

総じて、ペット火葬の際に葬儀の副葬品として手紙を入れることはペットちゃんへの愛情と感謝を形にする方法の一つであり、ご家族の心を癒すために重要な役割を持っていると言えるでしょう。

虹の橋へ旅立つ子に…手紙に込める内容は?

ご家族からの手紙には、ペットちゃんとの思い出や感謝の気持ち、これまでの楽しい時間への感謝、そして最後のお別れの言葉が込められています。その子と過ごした日々はご家族にとってかけがえのないものであり、その思いを葬儀の場で言葉にすることで、ご家族自身も心の整理がつくのかもしれません。

また、手紙には虹の橋への道中に持って行ってほしい思い出や、家族からのたくさんの愛情が込められています。自分の気持ちを表現することは、我が子との絆を再確認する機会でもあります。

日常の中では言いそびれていた感謝の気持ちや、伝えたかった言葉を書いてあげましょう。

どれほど大切な存在であったのか、どれだけ愛されていたのかを伝えてあげましょう。

日常では伝えきれなかった愛情を文章で伝えることで、自分の中にある感情を整理し、つらいお別れを少しずつ受け入れることができるのだと思います。

手紙に込めた特別な思いが、気持ちが、お空に向かう子に「ひとりじゃないよ!」と、勇気を与えることでしょう。「また会おうね」という再会の希望と祈りを込めて。

手紙と一緒に棺に入れる副葬品の選び方

火葬の際に手紙と一緒に入れる副葬品は、ご家族の気持ちや思い出を表現する手段のひとつです。

弊社のペット葬儀でも多くのご家族様が、

「このおやつが好きだったから。」

「虹の橋のたもとで退屈しない様にお気に入りのおもちゃを。」

と火葬炉に一緒に納められています。

最も多いのはいつもあげていたお気に入りの“おやつ”です。

猫ちゃんならチュールやカリカリ、お刺身、ワンちゃんなら、パンやドライ系ジャーキー、ほねのガムのおやつなどです。

その他、お気に入りのおもちゃ、ワンちゃんなら犬用のバンダナや、猫ちゃんなら猫じゃらしなどが代表的です。副葬品には、火葬の過程において炉の中に一緒にお入れすることができないものもあります。

プラスチック製品や大きな金属部品を含むものは、燃焼時に有害物質を発生させる可能性があるため環境配慮の観点からお入れすることができません。布や、木など天然素材で作られたものも少量であれば大丈夫ですので、お気に入りのお洋服やタオルを着せたりくるんであげてください。

紙製品も少量であれば大丈夫ですが、段ボールはほとんどの火葬場においてお入れすることができません。大量の灰や煙が出てしまい、大切なお骨が埋もれてしまう為です。

動物病院でダンボール製のお棺に寝かせてもらう方も多いと思いますが、ご火葬のタイミングでお棺からお身体を抱っこして出して頂ければ大丈夫です。人のご葬儀では、出棺という言葉通りお棺のまま火葬炉に入りますが、ペットちゃんの場合は最後に扉が閉まるまで、お顔を見てお声掛けをしてご家族に見守られながらのご火葬となるのが人の葬儀との大きな違いです。棺は段ボール製ではないヤナギ製のかごタイプの棺の場合はお納めできる場合が多いです。

他にも、副葬品には感謝の気持ちや愛情を込めることができる品として、思い出の写真や、ペットちゃんが犬ならいつもお散歩道で拾った小枝や植物などもお納めされています。

副葬品を選ぶときは、ぜひ家族や友人と何を入れたいかを話しあってみてください。

話しているうちに、その子との思い出や絆を再確認し、みんなの気持ちを込めた品物を選ぶことができると思います。

副葬品の選び方で、上記で述べました様に素材などで火葬炉に一緒にお入れすることができないものもありますが、これが正解ということはありません。最も大切なことは、ご家族がペットちゃんへの感謝や愛情を込めること。どんな品物を選ぶにしても、その選択が最後のお別れをより意味深いものにして、心の癒しにつながることでしょう。

どうしても入れたい犬のおもちゃがあるんだけど…

ペット火葬の際、どうしても入れたいおもちゃがある場合、そのおもちゃがどのような素材で作られているかを確認しましょう。

上記で述べました様に、火葬炉で燃える際に有害な物質を発生させる可能性や爆発、大切なペットちゃんの遺骨に影響がある場合が多い為です。特にプラスチックや金属部品が含まれているおもちゃの素材は、燃焼過程で有害なガスを放出したり、色が骨についてしまう可能性があり、悪影響を与えることがあります。

もし、どうしてもそのおもちゃを一緒に火葬したいという強い思いがある場合は、まずペット火葬業者に相談することをお勧めします。ペット火葬業者の中には特定の素材を受け入れてくれる場合もあるため、事前に確認することでトラブルを避けることができます。

場合によっては、ペット火葬業者が代替案を提案や紹介してくれることもあるでしょう。多くの業者さんは、なるべくご家族の希望を悔いが残らない様に叶えられないか検討してくれることと思います。

どうしても一緒に納めるのが難しい場合には、例えば、その思い出やお気持ちをを大切にするための方法として、おもちゃと愛犬が一緒に写っている写真を入れることで代替できるかもしれません。そうすることで、おもちゃ自体を火葬しなくても、その子が一緒に虹の橋へ元気に大好きなおもちゃを咥えて駆けて行ってくれることでしょう。

髪の毛は入れてもいいの?

ペット火葬の際に手紙やお花だけではなく、ご家族の髪の毛を副葬品として入れる方もいらっしゃいます。

ご家族様をそばで感じてもらえるようにとの思いから副葬品としてお納めされる方が多いです。

まず、髪の毛を入れること自体は問題ありません。

髪の毛は燃えやすく、火葬炉の中で影響を与えることは少ないため、特別な問題を引き起こすことはほとんどありません。

ただし、ペット火葬業者によっては、特定の条件や制約がある場合もありますので、ペット火葬業者に事前に相談し、髪の毛を入れることが可能かどうか確認をすることも大切です。

また、髪の毛が他の物品と混ざらないように、小さな封筒や袋に入れておくと良いでしょう。

ペット火葬の際に手紙を入れる際の注意点

ペット火葬の際、他の副葬品と同様に、手紙にも少しだけ注意点があります。火葬炉の安全性を確保するため、手紙に金属製のクリップやゴム製の小物などが付いている場合には、それらを取って手紙だけを持たせてあげてください。火葬炉で安全に燃える素材を選ぶことが重要で、プラスチック製品や化学物質を含む物品は避けるべきです。自然に燃えやすい素材を選ぶと良いでしょう。これにより、火葬や収骨がスムーズに進むとともに、環境にも配慮したお別れが可能となります。

ペット火葬時に避けるべき副葬品

副葬品の選び方の際にも少し述べましたが、火葬炉にお入れできないものとしては、プラスチック製品やゴム製品です。燃焼時に有害物質を発生させ、環境に悪影響を及ぼす恐れがあります。

また、大きめの金属製品も火葬炉内で溶けにくく、火葬後も冷めにくく残ってしまうため避けて頂ければと思います。電池や電子機器入りのおもちゃは炉内で爆発してしまうので、入れることができません。ガラス製品や陶器も火葬には不向きです。これらの素材は高温で溶けだしたり、破裂の可能性が高く危険です。大切なお骨に溶けたガラスが付着してしまうケースもあります。葬儀の時には一緒に持たせてあげたいと、オーダーメイドで特別に作られたその子の写真入りのアクセサリーなどで、ガラスが使用されている場合などには注意が必要です。

また、食べ物や飲み物も副葬品としては避けた方が良いとされるペット火葬業者さんもいますが(火葬時に完全に燃えず、残留物として残る為。)弊社では、その子が大好きだったおやつやごはんを少量であれば一緒に持たせて頂いて大丈夫です。ただ、缶詰や瓶詰めの食品はそのまま入れてしまうと火葬炉内で破裂する危険性があるため、中身だけ出して頂ければ大丈夫です。

依頼をするペット火葬業者さんや自治体によってそれぞれ規定がありますので、ペット火葬を依頼する際には依頼先に事前に相談や確認をしておくと良いです。せっかく持たせてあげたかったのにダメと言われた…と火葬当日に残念な思いをすることがない様に、気になることは聞いておくと安心です。

最後に、綿の入った合成繊維のペット用のベッドもペット火葬時には適していません。これらの素材は点火の際に大量の煙やススが上がり、高温で溶け出し、火葬炉内での燃焼を妨げる可能性があります。

以上のような副葬品を避けることで、ペット火葬がスムーズに行われ、環境や安全性に配慮した形で、最後のお別れを迎えることができます。

手紙の内容と書き方のポイント

手紙の内容は、愛するペットちゃんとの思い出や感謝の気持ちを表現しましょう。

具体的には、一緒に過ごした楽しい時間や忘れられない特別なエピソード、感謝の言葉、最後のお別れの言葉を書いてみましょう。

例えば、

「毎日一緒に散歩した公園、楽しかったね。」

「隣の家のおばあちゃんからよくおやつをもらっていたよね。」

といった具体的なエピソードを盛り込むのもいいでしょう。

書き方のポイントとしては、まずは落ち着いた状態で書き始めることが大切です。どうしてもお別れ、葬儀、火葬、となれば誰しもが動揺し、感情が高ぶってしまいます。冷静に言葉を選ぶのが難しくなりますが、深呼吸をして今伝えたいその子への思いを書いてみましょう。

どうしても何を書けばいいのか本当にわからない、言いたいことや伝えたい言葉はたくさんあるのにまとまらないという方は、手紙の構成を考えてみると良いかもしれません。

冒頭でペットちゃんへの感謝の気持ちを述べ、中盤で具体的な思い出やエピソードを記載し、最後にお別れの言葉と再会を願う気持ちを伝えると、流れがスムーズになります。

文体は、その子に対して話しかけるいつもの口調で書いてみてください。

堅苦しい表現ではなく、日常的な言葉遣いで書くことで、より心のこもった手紙になります。また、手紙を書く際には、「○○、ありがとう!」「○○と一緒に過ごした日々は宝物だよ!」というように、名前を呼びかけることで、愛情がより伝わります。

手紙の長さについては、無理に長くする必要はありません。短くても心のこもった内容であれば十分です。むしろ、感情を込めて書いた一言一言が、ペットちゃんへの深い愛情を示すことになります。最も大切なのは、自分の気持ちを正直に伝えることです。形式にとらわれず、自分の言葉で自由に書くことが、最良のメッセージとなるでしょう。

最後に、手紙を書き終えたら、一度読み返してみてください。改めて自分の気持ちがしっかりと伝わっているかを確認しましょう。少し字が乱れても、多少の誤字があってもその子にはしっかり愛情が伝わるでしょう。心を込めて書くことが何よりも大切です。

手紙を入れることで得られる心の整理とお別れの方法

ペット火葬の際、家族から、またその子を愛してくれた友人や近隣の方たちからの手紙を一緒に入れることは、ご家族にとって心の整理とお別れの方法としてとても重要な役割を果たします。手紙を書く行為自体が、別れの寂しさ、つらさ、楽しかったと伝えたい心に抱えた様々な感情を言葉にすることによって自分自身の気持ちを整理し、その子との思い出を改めて振り返る機会となります。

感謝や愛情、別れの言葉を手紙に書き込むことで、ご家族の心の負担が軽くなるという方もいます。

大好きなペットちゃんとの日々を思い出し、その存在がどれほど大切だったかを認識することで、ペットへの感謝と愛情を再確認することができます。このように手紙を入れることは、飼い主の心に残るペットとの思い出を大切にし、ペットとの絆を記憶に留めるための大切な行動となり得ます。

手紙を書くことは、愛犬や愛猫、ペットちゃんとの別れを心から受け入れ、前向きに進むための一歩を踏み出すことができるでしょう。

手紙を書くことによる心の整理効果 後悔を引きずらないために

ペット火葬で手紙を書くことは、心の整理に非常に有効な手段とお伝えしてきました。大切なペットちゃんを失った際、その悲しみや感情を文章に綴ることで、心の中に溜まった思いを整理することができるでしょう。

中には「あの時はごめんね」「もっと早く病気に気付いてあげられたら・・・」という後悔の念を抱いているご家族様もいらっしゃいます。そんな後悔や自責の念、謝りたい気持ちも、手紙に表現すると涙と一緒に外に出して、心の整理ができるかもしれません。

ペット火葬における、お別れの儀式としての手紙の役割

ご家族からの手紙は、ペットちゃんに対する最後のメッセージを伝える手段としても機能します。大事な家族の一員として、多くの思い出を共有してきた存在です。そのため、手紙を通じて「ありがとう!」「さようなら…」「また会おうね!」といった言葉を伝えることで、寂しいですが、正式にお別れを告げることができるのです。このプロセスは、その子が虹の橋へと旅立った後も、ご家族が立ち直り、日々を前向きに生きていくための助けとなります。

葬儀の際に手紙と共にペットに贈る花の意味

ペット火葬の際に手紙を添えることは、ご家族が愛するペットちゃんへの最後のメッセージを伝える大切な行為ですが、同時に花を一緒に贈ることにも深い意味があります。

花は古くから人々の気持ちを表現する手段として用いられてきました。特にペット火葬に際して手向ける花の選び方にもしばしば意味が込められています。

花の種類にはそれぞれ異なる意味があります。例えば、白い百合は「純粋」や「無垢」を象徴し、愛犬や愛猫への純粋な愛情や無条件の愛を表現するのに適しています。

ペット火葬において、この花はお悔やみの場に合わないからダメ、などの決まりはありません。その子に似合う花や、慣れ親しんだおうちの庭に咲いた花、いつもの愛犬の散歩道に咲いていた小さなお花、思いがこもっていればどんなお花でも大丈夫です。

手紙と共に花を贈ることは、我が子への深い愛と感謝を表現し、ご家族の心の整理にもつながることと思います。

ペット葬儀の際に添えるお花に関しては、別記事にて詳細をご紹介しています。

ペット火葬 棺に入れる花の選び方と意味 お花を贈る際の注意点

 

 

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