2021年9月23日の秋分の日、ふくふくやま 初のペット供養祭を開催いたしました。
当日は、安養寺にて新しく建てられたペット供養塔の前での屋外での開催という事もあり、コロナ禍ではありましたが各自対策をしながら、60名のご家族様がお集まりくださいました。
当日は天候にも恵まれ、ペットちゃん達とともに足を運んでくださったご家族様も多くいらっしゃいました。
このようなご時世ですが、供養祭に参加したいという方が少しでもいてくれればとの思いで開催をしましたが、これほどに多くの方にご参加いただけたことへの感謝と皆様のペットちゃん達への強い思いを感じる供養祭となりました。
オカリナの生演奏と虹の橋の絵本の朗読
ペット供養祭が始まる前の待ち時間も心安らかな時間を過ごしていただけたらと、オカリナの演奏家にも協力をお願いしました。
爽やかな秋空のもと、自然と調和するオカリナの生演奏が参加くださった方々の心に響く音色となりましたらと願ってやみません。
オカリナ演奏は選曲は開催の1ヶ月以上前から打ち合わせをして決めた内容でした。
演奏曲は「ふるさと」「いのちの歌」「糸」など、懐かしさや、その子との思い出を回想するきっかけになるような選曲をオカリナの先生が考えてくれました。
お待ちいただいている方の中には涙を流しながら聴いてくださっている方もいらっしゃり、その様子を拝見すると演奏家もグッときて、涙をこらえながらの演奏となったそうです。
供養祭の最後には、虹の橋の世界観を描いた絵本「約束~虹の橋のふもとで またいつか~」の朗読をさせていただきました。
オカリナの演奏をBGMに、心を込めて読み上げた朗読に、ご参加のご家族様はハンカチで涙を拭われながらお聴きくださいました。
ペットちゃん達の為の供養の読経
供養塔前の祭壇には、ご持参いただいた可愛らしいお写真やお骨壺、御位牌を並べていただき、御住職にお経をあげていただきました。
読経の間に、各ご家族様がそれぞれお焼香をしてくださり、ご住職によるペットちゃんのお名前の読み上げも行われました。
「きちんとうちの子の名前を読み上げてくださって、成仏させてあげることが出来たような気がしています。」
と、安堵の涙を流してお話しくださったご家族様もいらっしゃいました。
皆様、思い思いに我が子への想いを馳せながら手を合わせていらっしゃるご様子を見て、無事開催できたことにホッと安堵する気持ちがこみ上げてきました。
愛犬との別れを経験したご住職の法話
安養寺の小石川住職もまた、大切な愛犬とのお別れを経験していらっしゃり、そのときのお話を法話にてお聞かせくださいました。
僧侶になるための修行の身である中、愛犬の最期を母からの手紙で知り・・・と、その時の寂しさや傍にいられなかったことへの後悔をお話しされました。
現在も、ご長寿のワンちゃんと暮らす愛犬家のご住職のお話に、涙しながら耳を傾けてくださるご家族様もいらっしゃいました。
ふくふくやまにペット供養塔がなかった理由
今回の供養祭を機に、弊社の代表よりご挨拶の中で、これまでふくふくやまで供養塔を作って来なかった理由についてお話をさせていただきました。
多くのペット霊園が供養塔や納骨堂を持つ中、ふくふくやまではこれまでご火葬をしてご遺骨をご家族様のもとにお返しさせていただくことに徹し、ペット供養塔を作っては来ませんでした。
弊社ははじめ、夫婦二人で始まった小さな火葬業社でした。
お骨をお預かりしても、万が一、後継者不足や経営不振などを理由に、大事なご遺骨をお預かりした後の責任の所在がうやむやになることはあってはならないと考え、ふくふくやまでは納骨堂や供養塔を作っては来ませんでした。
そのような中、今回安養寺様にご縁をいただき、納骨をされたいご家族様へのご紹介先として由緒正しく歴史もあり、後継者も居る安養寺様の新しいペット供養塔をご紹介できることとなり、安堵している旨のお話をさせていただきました。
前述の通り、ご住職様もペットを愛するご家族様と同じお気持ちでおられるかたですので、そのようなご住職が守られるお寺であれば、大切なペットちゃん達の安寧の場所となるのではと考えております。
ペット供養塔へのご納骨
供養祭後、事前にご希望をいただいていたご家族様は、お持ちいただいたペットちゃんのご遺骨をペット供養塔にお納めされました。
この供養祭を機に自宅供養をしていたご遺骨を納骨して、気持ちの上でも1つの区切りとできればとの思いでいらっしゃったことと思います。
納骨式は段取りなど今後の課題もありましたが、これからご家族様がいつでもお参りできる心安らぐ場所として、緑いっぱいのあたたかな場所になればと願っております。
ペット供養祭参加のご家族様へのおもてなし
開催当日の朝までスタッフも、ご来場くださるご家族様に安心していただけるようにと、お花の準備や会場のセッティングに大忙しでした。
各ご家族様へご用意させていただいたお花は、供養祭の後ご自宅の祭壇に飾って貰えるようにと、ご参加いただくペットちゃんのお名前を記したピックをお付けして皆様にお持ち帰りいただきました。
ご住職様のほうでも今回のご供養の証として、ペットちゃんのお名前が記された「回向之証」をお渡しして、ご参加のご家族様に大変喜んでいただけました。
協賛の中居堂様も、テント設営やご焼香台・椅子の設置など多大なご協力をくださり、ご参加のご家族様へ可愛いワンちゃん猫ちゃんが描かれたコーヒーのギフトをご用意くださり感謝してもしきれません。
中居堂様は以前、ワンちゃんのご火葬を弊社でさせていただいたご縁もあり、今回の供養祭にスタッフ皆様でお力を貸してくださいました。
一緒におもてなしを考え、当日も動いてくれたふくふくやまスタッフも、元はペットちゃんのご火葬をさせていただいたご家族でした。
これまでふくふくやまにご火葬をご依頼くださったご家族様が今回の供養祭にご参加くださり、なかには裏方として協力をしてもらい、本当に多くの方に支えられ開催できたペット供養祭でした。
皆様に心より感謝申し上げます。
供養祭に参加されたご家族様からのお言葉
供養祭終了後、ご参加いただいた皆様にはアンケートをお送りさせていただきました。皆様とてもあたたかいお言葉をかけてくださり、とても胸が熱くなる思いでした。
頂戴したコメントはスタッフ全員と共有して、次回のより良いペット供養祭に繋げていきたいと思っております。
いただいたコメントの一部を掲載させていただきます。この場をお借りしてお礼を申し上げます。
誠にありがとうございました。
曹洞宗 安養寺(青葉区下愛子)のご紹介
所在地 宮城県仙台市青葉区下愛子舘37
電話 0120-112-521
先日は、我が家の愛犬プーコの旅立ちに際し、とても丁寧で心のこもったセレモニーを行って頂きありがとうございました。
家族一同、感謝の気持ちで一杯です。
きっとプーコも安心して、旅立つ事が出来たのではないかと思います。
18年7ヶ月、私達はプーコから沢山の癒しや思い出、学びを与えてもらいました。
これからは、最後まで頑張って生き抜いたプーコに負けない様に私達も頑張っていきたいと思います。
この度、本当にありがとうございました。
昨年11月に家族となり12年一緒に過ごしたむうを虹の橋に送りました。病気のため、酸素が常時必要となり、8ヶ月間闘病生活を送り、苦しい思いをさせたことに早く気づいてあげられなかった後悔が残ります。闘病生活の途中、獣医さんからの言葉に、自分達の身勝手さを知り、命の最後、新しい旅立ちをしっかり送ろうと考え、生前見学をさせていただきアドバイスを受け、その時を迎えました。ココロの準備など、落ち着いて対処できました事を有り難く思います。お別れ当日、スタッフ皆様の丁寧な対応に心から感謝いたしました。収骨時のひとつひとつの説明には、涙があふれ、虹の橋へ旅立つ娘の最後を一緒に送り出していただき本当にありがとうございました。
四十九日が経ち、感謝の気持ちをお伝えさせていただきました。