ふくふくやまでは、ペット用の仏具や位牌を販売しておりますが、
『人用としてお願いしたいのですが』
と、ご家族様からご要望されることもよくあり、お作りさせていただくこともございます。
『ペットと人間用の仏具は何か違うのですか?』
『ペット用のものを人用として利用しても良いのでしょうか?』
と心配されながらお電話をいただくこともございますが、人用として利用されることに何の問題もございません。
ペット用には、可愛い種類も豊富な「仏具」がたくさんありますので、ライフスタイルやデザインを見てじっくり検討されると良いかと思います。
何が違うの?ペットと人用の仏具の違い
デザインの違い
結論から申し上げて、仏具自体に「人用」「ペット用」の違いを決める明確な定義はありません。ですので、ペット用として販売していても、購入者様がデザインや機能に納得する仏具であれば人用として使うことに全く問題はありません。
特徴としては、ペット用として販売されている仏具は、ピンクや水色の色が付いていたり、ペット用らしい小さくて可愛いデザインのものが多い一方で、人用の仏具は、蓮の花のデザインや漆黒、金色など、厳かなデザインのものが多いことが挙げられます。
サイズの違い
人用の仏具のサイズよりも比較的ペット用の仏具は小さいことが多いです。これは、愛らしいペットのイメージからミニサイズの仏具がペット用として用いられてるということが一つの理由です。
しかしながら近年は、仏間を設けない洋風の家も増えてきており、時代の流れとともに、人用の仏具もコンパクト、スタイリッシュなものが求められるようになってきています。時代の流れに伴い、人とペット用の仏具のサイズによる違いもだんだんと無くなってきているように思います。
店舗によっては、人用として販売されている仏具と同じ商品が、ペット用として販売されていることもあります。
実際、ふくふくやまの仏具は、ペットらしい可愛いデザインにこだわり、ペット用として製作しておりますが、時折、「肉球のマークと犬・ネコのシルエットを除いて、人用として作ってもらえますか?」というご依頼もいただきます。
「ペットも家族」という私達の感覚の遷移によって、亡くなった人やペットを偲ぶための仏具に、垣根はないのかもしれません。
人・ペットの骨壷サイズと用途の比較
骨壷は、一般的に「寸」のサイズで表します。1寸は、3.03cmです。
骨壷も、「人用」「ペット用」と分かれているわけではなく、サイズによってそれぞれ用途が異なります。
骨壷にかぶせる覆い袋は、多種多様な柄があり、白を基調とした伝統的でシンプルなものから、可愛らしい柄まであります。
人用の覆い袋は、四角いものや、白を基調とする伝統的なものも多くみられますが、ペット用はカラーバリエーションも豊富な傾向があるようです。
骨壷は、サイズによって用途が異なり、仏具や位牌、その他メモリアルグッズは、「亡くなった人(ペット)を想って選んだもの」であれば、ペット用・人用という形式に捉われず、気にいったものを購入されることをおすすめいたします。