ペットの火葬を依頼する際に多くの方が気にされていることの一つに
自分のペットの遺骨がちゃんと全部返ってくるのかという懸念がある様です。
弊社にお問い合わせくださるご家族様の中にも、ちゃんと遺骨が返ってくるかについてご確認される方も
いらっしゃいます。
ネットやニュースで不安になる様な情報や心ない一部のペット火葬業者の杜撰な対応が報じられることもあり、
初めてペットのご火葬を依頼される方にとっては不安や心配事もたくさんあることと思います。
また、慣習として遺骨は一部のみを返すという地域もあり、遺骨を全て返してほしいと思っている方にとっては不安になることもあるのかと思います。
本記事では実際に宮城県・福島県・山形県にてペットのご火葬業務を行っている弊社での遺骨のお返しの仕方や遺骨を全部返してほしい場合、どの様な点に注意して依頼したら良いのかについてペット火葬業者の視点から解説します。
ふくふくやまのペットのご遺骨のお返し方法
まず、弊社(宮城県のふくふくやま及び福島県のそよふく)では“全ての遺骨をお返し”しています。
文字通り全ての遺骨なので、
尻尾の先や手指の先の小さなお骨、細かい灰を含め全てを
お骨あげの際にご家族様に確認していただきながらお骨壺にお納めしていただきます。
(※お骨を見るのが辛いという方にはご希望により、スタッフが代わりに納めることも可能です。)
きれいに残った遺骨は、できるだけ崩さないよう丁寧にバットに並べてご説明いたします。
お骨を拾う際に一部を分骨されたい場合は、カプセルや、ネックレス、分骨用のお骨壺等に少し取り分けていただけます。
また、形をあまり崩さずに済むように適切な骨壺のサイズを遺骨の量に応じてご案内しております。
希望により、小さいサイズの骨壺に納めたいという場合にはパウダー状にさせていただき、コンパクトに納骨することも可能です。
特に、小動物のご家族様におかれましては、遺骨がちゃんと残るのかご心配されることもあるようですが、
どんなに小さな子であっても遺骨はちゃんと残りますのでご安心ください。
『火葬中も炉のそばにいても良いですか?』という方もいらっしゃいます。
しっかり全部拾っているのかどうか見ておきたいという意味合いではなく、ペットちゃんが寂しくないように側にいてあげたいという思いだと思います。
どうぞ側にいてくださって大丈夫です。また、火葬から骨あげまで全ての工程をご覧いただいて構いません。
→ ご火葬からお骨あげまで全過程をご覧いただいて構いません
→ 小さなペットちゃんでもちゃんと遺骨は残ります
ふくふくやま では合同火葬は行っていません
ふくふくやま では合同火葬での対応は行っておりません。全て個別立会火葬です。
複数体を同時に火葬する方法。多くのペット火葬業者は合同火葬と個別火葬を選べる料金体系が多く、個別火葬と比べ料金は安くなりますが、遺骨は返ってきません。もしくは、遺骨が返ってきたとしても一部であったり、どの別の子の遺骨とも混ざっていないという保証がない状態です。
弊社で合同火葬を行わない理由としては、弊社を選んでくださるご家族様の多くが返ってきた遺骨を手元で供養したいと考えており、遺骨が他の子と混じる可能性がある対応を望んでいないからです。
また、全ての動物達に対して最期の時まで人と同じように心を込めて各々の子を送ってあげたいというふくふくやまの想いでもあります。
また、合同火葬、個別火葬、個別立会火葬など、細かく料金体系を分けて価格設定を行っている業者もありますが、
ふくふくやまの料金体系はできるだけシンプルにわかりやすくすることで、ご家族様のご希望との食い違いがないように心がけています。
立会いでお骨を拾いたいと希望をして頼んで行ってみたら骨壺代があとで請求されて高額な料金になったとなれば、不信感を抱くだけでなく、初めの提示料金と異なれば騙されたと感じる方もいるかもしれません。
ふくふくやまでは全て、立会いでお骨は拾うことができ、骨壺代等も含まれているので安心です。
ご料金の総額は常に税込でホームページ上に記載の金額以上の請求はありません。また電話でのご予約時に総額をお伝えさせていただいております。
→ 全て個別立会火葬、合同火葬は行っていません
→ ふくふくやまではシンプル、リーズナブルな料金体系で事前にご料金が分かります
地域による遺骨収骨の違い
遺骨の収骨の違いは、大きく東日本と西日本で分けられます。
東日本は全骨収骨、西日本は部分収骨です。
地域によって骨壺への納め方などにも違いがあります。
これは人の場合に関してですが、例えば、宮城では木製の木箱に骨壺なしで全骨を収める場合が多いです。
骨壺は一般に7寸-8寸のサイズで大人が両手で抱える大きな骨壺です。
西日本では部分収骨のため、3寸−4寸サイズの比較的小さな骨壺に一部のお骨を納めて、残りのお骨は火葬場が引き取っています。
金沢では、部分収骨で、喉仏と指先の骨を小さな骨壺に納めるそうです。
以上に述べたことは人の収骨に関しての慣習ですが、ペットの遺骨の収骨の仕方も人の方法に準じているところが多いようです。
ペットに関して、部分収骨を基本としている関西圏では、火葬炉の寝台部分は金網のメッシュ状にしているところもあります。
大きな形の残った遺骨のみを拾ってもらい細かな遺骨はメッシュ下に落ちるようになっていて、残ったお骨はペット霊園の合同供養塔にて供養するといった形です。
住んでいる地域によってこの慣習は異なるので、特に転勤先や地元が異なる場所で火葬を依頼する場合には自身の思いと異なる対応に戸惑う方もいらっしゃるかもしれません。
お客様の中には、お骨壺が大きくても困るので、遺骨は一部分だけて良いという方もいらっしゃいます。お話を伺ってみると地元が関西出身の方でした。
また、一方で遺骨を全部返してもらえると思っていたら、部分収骨で全骨のお返しはしてないですと言われてしまったという場合もあるかもしれません。
遺骨の返し方については各々地域の慣習で異なるため、全骨返ってくるのが当たり前と思っていることが、実は違ったとならないように注意が必要かもしれません。
火葬を依頼する際には大切なことですので、しっかりとご自身の希望を伝えるようにすると良いです。
ちゃんとした業者であれば快く希望を受け入れてくれることと思います。
それでも、心配という場合には火葬炉を開けるところから見たいと伝えて、しっかりとご自身の目で全ての遺骨を納めるところまで見守るというのも一つの手かもしません。
→火葬時の遺骨の取り扱いについては地域や火葬業者によって異なる
→遺骨を全部返してほしいという場合は事前に電話で確認しよう