ふくふくやま では、粉骨したペットちゃんの遺骨をペット用の分骨骨壺、コッコリーノへお納めするサービスを行っております。
ペット用骨壺の購入にあたっては、実際に粉骨後の遺骨が骨壺に収まるのかどうかなど、不安になられている方も多いようです。
本記事では、弊社でのコッコリーノの遺骨のお納め方法や、実際にどのくらいの遺骨の量が入るのか? 良い状態で保管するためにはどうしたら良いのかについてご紹介させていただきます。
コッコリーノにはどのくらいの遺骨が納まる?
コッコリーノは、4種の形状のタイプがあります。形状の違いによって若干の差はありますが、外寸はおおよそ以下の大きさです。
横幅82mm~85mm
奥行き90mm~104mm
高さが145mm~153mm
(各タイプによるサイズの詳細は、WEBショップの商品ページをご覧ください。)
また、骨壺の底部からご遺骨を収められるようになっていて、円形蓋の直径は40mmです。
コッコリーノには分骨用の袋が付属しており、これに遺骨を納めて分骨することができます。
猫や小型犬の場合、粉骨をすれば全骨が納まります
基本的には分骨用として販売されているコッコリーノですが、粉骨を行うとほとんどの猫ちゃんや小型犬の遺骨はは全量が納まります。
コッコリーノの公式のサイトによりますと、付属の布ふくろ(写真参照)の中に粉骨の状態で納める場合には約90g、直接本体の中に納める場合には約450gのお骨が入ると記載されています。
猫の遺骨の量は約90g~180g
猫ちゃんの種類や雌雄の差、もともとの体格にもよりますが、一般的には猫ちゃんのご遺骨の量は90g~160gの間くらいの子が多く、まれに180gくらいの骨量の子もいます。
陶器製の骨壷の場合、直径が12cm位の「4寸」というサイズのお骨壷に納められている子が多いのではないでしょうか。
90gくらいのお骨量の猫ちゃんの場合は、粉骨にした際に、上記の写真のように付属の布ふくろにお納めしてもコッコリーノに納めることが可能です。
付属の布ふくろに納められないくらいの骨量のペットちゃんの場合、ふくふくやま では粉骨後のご遺骨を薄紙で包んでから、筒状にしてからコッコリーノへお納めいたします。
(粉骨を直接本体にお納めすることも可能ですが、取り出し易さも考えた結果包んでいます。)
ご遺骨を手元で保管されるご家族様の多くは、遺骨が湿気を吸うことや、そこからカビが生えることを大変ご心配していらっしゃいます。
コッコリーノ自体は、蓋の密閉性が高いので外気からの水蒸気の侵入はある程度防ぐことはできますが、やはりシリカゲルなどを入れて保管をするのがより安心ではあると思います。
粉骨した遺骨を直接コッコリーノにお納めすると、シリカゲルが粉骨の中に埋もれてしまったり、交換の際にシリカゲル自体にに遺骨が付着して、交換が大変になることと思います。
そこで、写真のように薄紙で筒状にお包みして、コッコリーノにお納めののち、シリカゲルも入れさせていただいております。
このような包み方をすれば、猫・小型犬のご遺骨はコッコリーノに全骨量をお納めすることが可能になります。
生前の体重が5kg未満の犬猫ちゃんの場合、骨量は同じくらいですので、粉骨をした場合にはコッコリーノへ全骨をお納めが可能になります。
中型犬の遺骨の場合、骨量250g位が目途に(最大450g)
前述のような薄紙での包み方でお納めする場合、コッコリーノへお納めできる粉骨の量は250g位が目途になります。
中型犬ですと、体格差にもよりますが、生前の体重10kg未満程度(コーギー 、ジャックラッセルテリア、フレブル等)が目途です。(直接お納めする場合には最大で450gまで納めることが可能です。)
お骨壷でいうと、粉骨前の状態で、直径15cm位の「5寸」という骨壷に半分以下の量で納められているお骨が目安になります。
写真のように、お納めするご遺骨を2~3包みに分けて、薄紙に包みます。
それぞれを、コッコリーノの入り口の口径に合うように包みます。
包んだ遺骨の1つを先ずコッコリーノの中にお納めして、内部の壁面に寄せ、残ったスペースにもう1つの包みを納めています。
隙間が出来たら、そこにシリカゲルをお納めすれば安心です。
※お骨量が多い場合は、付属の布ふくろは使用しません。
大型犬は全部のお骨は納まらない?
経験上、6寸以上のお骨壺に収められた大型犬の子の場合は、お骨量も多く、粉骨をしてもコッコリーノにすべてのお骨をお納めすることは難しいです。
大型犬用のお骨壷としてご利用の方は、喉仏などの大きなお骨を納める分骨用としてご利用になるかたや、粉骨をして一部のみをコッコリーノにお納めし、残りは自然に還すなどの方法で別の形で供養をされる方もいらっしゃいます。
遺骨を薄紙で包むとその後の供養も楽に・・・
ふくふくやまで、コッコリーノに遺骨を納める際に薄紙を使用しているのには理由があります。
コッコリーノをペットちゃんのお骨壷にと選ばれる方は
「今はそばに置いておきたい。遺骨を動物供養塔やお墓には入れたくない。」
とお考えの方が多くいらっしゃいます。
ただ、本当に何年も、何十年も経って、ご自身でペットちゃんの遺骨の管理をするのが難しくなることもあるかもしれません。お気持ちが落ち着かれたことに、「自然に還そう」と、ご供養の仕方を変えられる方もいらっしゃいます。
海洋散骨や、お庭などへの埋葬などで自然に還すとなったときに、紙に包んであると、ご供養がとても楽になります。薄紙を止めるテープも紙製ですので、包みのまま散骨されたとしても自然に還してあげることができます。
当記事でご紹介している、コッコリーノへのご遺骨のお納め方法や、お納めできるご遺骨の量は、これまでの実績に基づいた、弊社独自での見解となります。
コッコリーノ自体は分骨用で販売していると言っても、やはりお骨を同じところにお納めしたいと願っていらっしゃるご家族様が多いと感じ、試行錯誤の上で、このように弊社独自の納骨の方法をご紹介をさせていただきました。
ふくふくやまのオンラインショップから、コッコリーノのご注文とご一緒に、粉骨のお申込みも可能ですので、ペットちゃんのご供養のお手伝いをさせていただきます際には、ふくふくやまをご利用ください。