ペットのお骨を海洋へ散骨されることは全く問題ありません。
ペットの骨を海へ散骨される方は多くいらっしゃいます。
“亡くなったおじいちゃんの遺骨と愛犬の遺骨を一緒に海へ撒きます”
“良く遊んでいた思い出の海岸なので”
“自然に還す一番良い方法たと思ったので”
など、様々な思いから皆さん散骨をされているようです。
長渕剛さんの愛犬も亡くなられた後、海へ散骨をされていました。
自らの手で海へ遺骨を還すことは、海洋散骨、自然葬、海洋葬などと呼ばれています。
誰にでもできて、とてもシンプルで、何より思い出に残る供養方法だと思います。
散骨をされたその日から全ての海が愛するペットの供養の場所となります。
ペットの散骨に法律はある?
ペットの散骨を禁止するような法律はありません。
節度あるマナーを守った散骨を行えば、誰に咎められることもありません。
ペットのご遺骨の海への散骨は、ペットの葬送の一つであり、廃棄物を投棄する行為とは、明らかに性質が異なります。
火葬されたペットのご遺骨は、社会通念上、「廃棄物」には該当しないとの見解が環境省からも出されています。(公布日:昭和52年7月16日環整125号)
動物の命を自然に還すことはとてもナチュラルな供養の方法です。
ただし、法律で禁止されていないからと言って、どこでも散骨していいというわけではありません。
節度ある方法で、散骨に適さない場所を避けて散骨を行いましょう。
周囲や環境へ配慮した海洋散骨
様々な考え方がある現代社会です。
散骨された遺骨を見て気分を害す方もいますので、周囲に配慮した方法で散骨する必要があるかと思います。
環境への負荷を減らし、自然と調和させる形の散骨
ご遺骨はできるだけ細かくして、粉末状、パウダー状にしてから撒くと自然にも早く還ります。
また、骨の形がそのまま残った状態で散骨してしまうと、万が一、レジャー等で海に遊びに来た方が打ち上げられたご遺骨を見てしまったら、あまり良い気持ちはしませんね。
大きな骨なら尚更、人の骨と間違えて通報なんてことになることも避けたいです。
周囲の方に邪魔にならないような場所を選びましょう。
散骨は周囲に人がいない静かな場所を選んでするのが良いでしょう。
また以下のような場所は散骨に適していないので場所を選んで散骨をしましょう。
- 船の往来がある場所
- 人の多いビーチ
- 釣り場
- 漁港